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by Didier-Corolla

Qセル社の躍進から感じたこと。

ドイツの太陽光発電機器メーカーであるQセル社が、我が国でも本格的に事業展開を開始
するそうです。 世界の太陽光発電機器メーカーの世界シェアとしては、シャープが首位
なのですが、Qセル社はぐーん! と勢いをつけて2位に躍進しています。 特にQセル社の
本拠地であるドイツは、太陽光発電の発電能力では我が国をあっさり抜いてしまいましたし
今後もどんどん差をつけてしまいそうな勢いです。

一体どうしてこうなった? といえば、助成金の打ち切りの影響が極めて大きい。
ドイツは逆に太陽光発電の売電単価を高く設定しているので、普及への後押しとなっている
というのがあったりします。
このあたり、日本っていう国のショボさを痛感しますね。
ドイツも日本同様に資源に乏しい国ですが、ちゃんとその点を理解した上でエネルギー政策を
展開していると思います。 我が国といえば、目先の省エネだけは一生懸命で、実際は殆ど
有効な対策が打たれていない感が強い。 特に各家庭でのエネルギー消費は増大の一途。
やはり、助成を復活させてでも各世帯へ太陽光発電を普及させていく事は大切なんじゃない
のかなぁと思います。 各世帯で電気ポット1個使うのをやめれば、原発1基分位の電力は
軽く節約できますんで、同時に省エネルギーの意識改革と機器自体のソフトウェア改善など
もやっていけば、更に効果も増すんじゃないかな~。

私も長距離通勤をしているので他人の事を言えた義理じゃぁないんですが、企業側にも
無闇に単身赴任者を増やして無駄なエネルギー消費を増やしたりしないように配慮して
もらえれば、それだけでもかなりエネルギーロスは控える事ができるんじゃないかな~とも。

今一度、資源に乏しい国に暮らしている事を見直さなくてはいけない時期に来ていると
独国Qセル社の躍進を見て感じた次第です。
by didier-corolla | 2007-07-10 23:30 | エコロジー&エコノミー