トロイダルCVTの復活ほか。
2007年 05月 24日
トロイダルCVTは向かい合った成層火山の形に似た入力・出力ディスクの間に独楽のような
形をしたパワーローラーが2つないし3つ挟まっていて、パワーローラーの傾斜角度を変える
事で無段階に変速比を変化させる構造のCVTです。 1つの入力・出力ディスクだけでは
変速比がナローなので、自動車用の変速機としては2組組み合すか、更にプラネタリーを
組み合わせて変速比を大きく取るような工夫をして使ってますね。
次期スカイラインは環境性能を高めつつスポーツ性も持たせるという、相反する要求を高度に
クリアする為に、トロイダルを復活搭載させる事にしたとか。 エンジンの方も久々に直噴
ガソリンエンジンを復活、これに連続可変バルブタイミング+リフト構造を組み合わせ
ガソリンエンジンには必須であったスロットルバルブをなくし、バルブの動作だけでシリンダー
の吸い込む空気の量を制御する事で大幅にポンピングロスを削減してしまうなんてハイテク
を搭載しちゃうなんて事もしてたりと、久々にワクワクするクルマになりそう。
最近の日産は元気がないので、スカイラインでがつーん!と、スポーツ性もアピールして
くれたらいいなぁと、そんな期待の持てるクルマかな~と。