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by Didier-Corolla

再びハブ破断の話。

ちょうど4年前の話ですが、横浜で大型トレーラートラクタの片側前輪ハブが亀裂進行
により破断、タイヤもろとも車両から脱落し、タイヤ及びハブの一部は転がりながら
歩道を歩いていた母子を直撃し、お母さんは即死。 お子さんは奇跡的にも軽傷で
済んだという悲しい出来事がありました。 この亡くなったお母さんというのが、私や
嫁さんと同い年であったという事で、強く記憶に残っています。

これが三菱ふそうの 『リコール隠蔽』 体質を露呈する1つの出来事になったわけです。
その後もクラッチハウジングの破断によるプロップシャフト脱落など、昨年一昨年と
リコール件数及び対象車数の上位は三菱ふそう車が占めた事は記憶に新しいですね。
で、この10月に鹿児島県内で、このハブ脱落の対策品として100万キロまでは絶対に
亀裂が入らないとお役所からお墨付きをもらったハブが再び破断。
緊急の抜き取りサンプル調査で、90万キロ走行のハブから亀裂が見つかったそうです。

今回のケースでは、2つのミスがありました。 1つはやはり、対策品であっても想定の
範囲内で亀裂が発生した事。 もう1つは整備での見逃し。

私は後者の方が心配ですね。 大型車は年間に軽く10万キロ以上は走ります。
十分な設計がなされた部品でも、品質管理上の不備等で万一3σの巾から外れた
品物が見逃されて車両に取り付けられてしまったとしたら・・・。
それから、事故の修復等あれば、その際に外観上は判らない傷を負っていたりなど
想定されるケースは多々あります。
こうなってしまうと、整備の中で発見するしかないわけです。
これはまぁ、重要度を層別して、何処をどうやって点検するか? という事をきちっと
決めて、面倒でもその手順どおりにきちっと実行するしかない訳です。

やはり私は定期整備の重要性を改めて感じると共に、整備を請け負う側の意識改革
が必要ではないかなと。
僕自身、高速道路走行主体で且つ年間5万キロ以上愛車を走らせていますんで
定期整備はケチらず欠かさず行い、車両側でのトラブル発生頻度は下げていきたいと
強く感じました。  自身及び他の方の生命と財産を守るために。
by didier-corolla | 2006-11-24 07:58 | 時事放談