ありがとう、国鉄113系電車。
2007年 03月 17日
嫁さんの実家からの帰りに、沼津駅北東側にある静岡車両区の車両基地へその姿を
観に行ってきました。
ちょうど10年ちかく前かな。 まだ三島市に住んでいた頃に、生まれたばかりの息子が夜に
愚図った際は、ここに連れて行っては電車を見せて、落ち着かせていたっけ。
今では国鉄113系、国鉄211系、JR東海313系、JR東日本E231系と多彩な顔ぶれを
ここで見る事が出来ます。
たまたま運良く、車両基地への入替の為、113系電車が入線してきたので、撮影。
しかし運悪くデジカメ不携帯の為、自身の携帯で撮ろうとするも、電池切れで撃沈・・・。
嫁さんの携帯も辛うじて電池残量1本・・・。
何とか撮影するも、記録画像サイズがメールサイズじゃん・・・。
まったく、事前準備できてないよねぇ・・・。 (苦笑)
それと、一足先に御殿場線での定期運用を終えた115系も、引込線に係留されていました。
まだ暫くは、引込線の係留されたままかな~。
もう一度、今度はディジカメ持参で再トライしたいなぁと。
昨年の今頃、JR東日本の首都圏エリアから離脱した際は派手なヘッドマークを装着して
最後の雄姿を見せていた事に比べると、特に何も化粧もされずにひっそりと引退する
その姿は、首都圏での過密運用が主体のJR東日本やJR西日本とは違い、新幹線
主体であるJR東海のエリア内で地道に実直にローカル線を支えてきた半生にぴったり
なのかもしれませんね・・・。
戦後の昭和30年代後半から今までの長きにわたり、関東から山陰・四国までの直流
電化区間で活躍してきた113系電車。 私も通学時に3年間ほぼ毎日お世話になりました。
停車中に判る、床下に配された制御装置が発する独特の唸り音や、コンプレッサーが
『タカタカタカタカ・・・』 と動いては停止する音もご愛嬌でしたね。
京都や広島、下関に旅行した際は 『ああ! ここでも走っているんだ!』 と驚きました。
113系電車、本当に今までありがとう。 そして、さようなら。
緑とオレンジのツートンカラーで車体全体を見にまとった姿も、いよいよ見納めです。
息子も 『みかん電車が居なくなるのは寂しい』 と、ぼそっと言ってました。
私の幼少期に御殿場線から木製床の国鉄70系電車が居なくなった時、私が感じた事と
同じような気持ちなんでしょうね・・・。