『賃金不払い残業』
2006年 11月 20日
『おかしいと感じたら、相談すべし』 の旨を述べられていました。
私もその内容はつくづく納得しました。
僕の勤める事業所内でも 『賃金不払い残業』 問題が表面化し、ヒト悶着ありました。
ただ、その中でも私が強く感じた事は
『雇用側及び労働者側の本音と建前、意識のズレ』
ですね。
雇用側も職務上で残業を強要した上で賃金不払いであれば、訴えられて当然です。
労働者側も自主的に残業してしまうのはマズイですから、残業せずにさっさと帰る。
これが理想ですけど、出勤退勤の都合や何処までが自主的で何処までが業務命令?
とか、仕事に対する価値観、業務負荷の分担とその公平性。 出退勤時間の枠組み。
企業の判断と、管理職上司の個人的な判断基準とのズレなどなど。
ここまで見て判断しなくてはいけないと考えると、労使の意識ズレというのは永遠の
テーマですよね・・・。
とにかく
『明確な基準を労使間で作り、それに則って就労させる。』
『新たな問題が表面化した際は、労使間で協議の上、最善の対処をする。』
これが原則なんじゃないかな?
大きな企業でも表面化するくらいですから、中小企業や個人事業主の単位まで
みたら、おいおい! というくらい出てくると思うのです。
労組のない組織内であれば、雇用者側の意見が強くなってしまいますしね。
とにかく、おかしい! と感じたら、身近なところに相談してみましょう。
http://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/10/h1027-1.html
ちょうど、今週半ばが 『勤労感謝の日』 で、このような窓口も開設されていますので
悩む前に相談してみましょう。